Bloombergは、「watchOS 9」で登場することが予想されるApple Watchの新しい「省電力モード」についても、過去に報じている。6月に開催されたAppleの「Worldwide Developer Conference」で、省電力モードに関する発表はなかったが、Appleが9月のイベントでそれに言及する可能性はある。
Apple Watch Proは、Series 8の標準モデルをより高度にした製品のように聞こえる。具体的に言うと、両製品は同じヘルスセンサーとエクササイズオプションを備えている可能性が高い。Bloombergが報じている、Series 8向けに計画されているとうわさの体温センサー、そして、心電図と血中酸素を手首で測定する機能もおそらく搭載されるだろう。
しかし、Apple Watch Proでは、ハイキングや水泳の追跡機能が強化される可能性がある、とBloombergは報じている。このスマートウォッチがスポーツ愛好家を想定している可能性が高いことを考えると、そのうわさは理にかなっている。
AppleはiPhone向けに衛星接続機能を開発しているとうわさされている。この機能が搭載されれば、セルラー接続が利用できないときでも、iPhoneから緊急でテキストを送信できるようになる。この機能が「iPhone 14」で登場するかどうかは不明だが、Appleが「Far Out」というキャッチフレーズを用いて宇宙をテーマにしたイベント招待状を送付したことで、衛星接続機能がまもなく発表されるとの憶測が飛び交っていることは確かだ。BloombergのMark Gurman氏も自身のニュースレター「Power On」で、Appleが衛星接続機能をApple Watchに搭載することを社内で話し合っていると記していた。Gurman氏は、これは将来のApple Watch Proモデルに適した機能だとしているが、同氏が言及しているのが9月7日に発表される見通しのApple Watch Proのことなのか、それとも次世代のモデルなのかは不明だ。
いずれにせよ、衛星接続機能が将来のApple製品に搭載される可能性を示唆しているのは、Bloombergの報道だけではない。TF International SecuritiesのアナリストのMing-Chi Kuo氏によると、AppleはiPhone 14のハードウェアテストを完了したが、衛星接続機能が搭載されるかどうかは、AppleがiPhoneへの衛星通信機能の搭載に関するビジネスモデルを決定したかどうかによるという。
Appleは通常、9月に新型iPhoneと一緒に新しいApple Watchのラインアップを発表するので、2022年もそのパターンが踏襲されると思われる。Mac OTAKARAが中国の情報筋の話として報じたところによると、Appleは「iPhone 8」および「iPhone 8 Plus」と一緒に「iPhone X」を発表したときと同じように、Apple Watchの標準モデルと一緒にApple Watch Proを発表する可能性があるという。
Apple Watchは通常、Appleのイベントからまもなく発売されるが、例外もある。例えば、AppleはSeries 7を2021年9月14日に発表したが、10月8日まで予約受付を開始しなかった。「Apple Watch Series 6」が2020年9月15日に発表された後、9月18日に発売されたのとは対照的だ。
Appleが発表するまで確かなことは分からないが、追加機能があることを考えると、Apple Watch Proはおそらく通常のSeries 8よりも価格が高くなるはずだ。AppleがSeries 7と同じ価格体系を維持した場合、Series 8の最低価格は、セルラー非搭載のアルミニウムモデルの399ドル(約5万6000円)となる可能性が高い。Series 7のステンレススチールモデルは699ドル(約9万8000円)からなので、うわさのProモデルはおそらくそれよりも高くなるはずである。Proモデルは、より頑丈な高級金属素材を採用する公算が高いからだ。
9月7日のAppleのイベントで、より詳しいことが明らかになるだろう。新しいApple Watchモデルの他に、AppleはiPhone 14シリーズを発表する可能性が高い。さらに、うわさの「AirPods Pro 2」も披露されるかもしれない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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