競泳のオーストラリア代表チームは、「Apple Watch」と「iPad」をトレーニングに活用しているという。Appleがオーストラリア水泳連盟の取り組みについて紹介している。同国の競泳代表チーム(愛称「Dolphins」)は、世界屈指の強豪チームだ。2021年の東京五輪では金メダル9個を含む20個のメダルを獲得し、米国に次いで2位につけた(Dolphinsのコーチの1人が歓喜のあまり感情を爆発させる姿も話題になった)。
Apple Watchは、2016年に発売された「Series 2」から水泳選手のトラッキングをサポートしている。最新の「Series 7」などアップデートされたモデルは、ラップタイムとラップペースのカウントだけでなく、ストロークの種類を自動検出することもできる。ただし、単にデータをトラッキングできることと、五輪選手にも役立つ精度でトラッキングできることは別の話だ。
東京五輪の200m平泳ぎで金メダルを獲得したZac Stubblety-Cook選手はAppleのサイトで、「セットとセットの間の心拍数を正確に計測できるため、自分がトレーニングにどれだけうまく反応できているか把握する上で、コーチと私にとって大変貴重なデータになっている」と述べている。
オーストラリア水泳連盟でパフォーマンスソリューション担当マネージャーを務めるJess Corones氏は、次のように述べている。「アスリートにどれくらいのパフォーマンスを発揮させるかを決める上で、データは重要な要素だ」「Apple Watchを装着したアスリートはより集中して取り組めることが確認されており、得られるデータポイントが増加するため、これを分析に役立ててコーチングの方針を決定できる」
同連盟は、選手に素早いフィードバックを提供するため、iPadおよび独自に開発したアプリも活用しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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