Snapは、手のひらサイズの黄色いカメラドローン「Pixy」の開発を終了すると報じられている。Pixyは4月に発売されたたばかりだ。開発中止の決断は、より広範な「同社リソースの優先順位の見直し」の一環だと、The Wall Street Journalは米国時間8月18日に報じた。
自動で消えるメッセージをやり取りできるアプリ「Snapchat」を提供するSnapは、7月に予想を下回る第2四半期決算を報告した後、株価が40%近く下落した。Pixyは、広告主による支出が減少して各種ソーシャルメディアプラットフォームに影響を与えている、厳しい経済情勢のあおりを受けたものとみられる。
Pixyはまだ販売されており、価格は229.99ドル(約3万1000円)。米CNETのレビュー記事では、「使うのはとても楽しいかもしれないが、この製品はまだ、ほとんどの人々にとって必要のない実験的な玩具だ」とされている。
このレビューによると、PixyはSnapchatアプリに対応する使いやすいドローンだという。設定済みの飛行パターンによって、1カ所でのホバリング、上空からの広範囲の撮影、ユーザーの周囲を旋回またはユーザーを追跡しての撮影が可能で、Snapchatの特徴である自撮りを中心としたコンテンツの撮影に最も適した製品となっている。動画撮影に最も適しているが、レビュー時は30秒動画を5本ほど撮影しただけで充電かバッテリー交換が必要になったという。Snapは予備バッテリーも販売している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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