NASAの月探査ミッション「アルテミス1号」のロケット、発射台に到着

Monisha Ravisetti (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2022年08月18日 13時44分

 何度も延期された米航空宇宙局(NASA)の月探査ミッション「Artemis I」(アルテミス1号)だが、ようやくゴールが見えてきたようだ。このミッションで用いられる大型ロケット「Space Launch System」(SLS:スペースローンチシステム)が米国時間8月17日朝、フロリダ州の発射台に到着したのだ。打ち上げ予定日は、3つの打ち上げ可能枠のうち第1候補だった8月29日に設定されている。

Space Launch System
提供:NASA/Joel Kowsky

 Artemis IのミッションマネージャーMike Sarafin氏は、8月3日の記者会見でロケットの打ち上げ予定場所について触れた際、「打ち上げ日は8月29日の枠で設定した」と述べていた。同氏はその上で「天候や発射台での技術的トラブルなど、何らかの理由で打ち上げができなかった場合、予備日は9月2日以降になる」と語っている。

 だがNASAは打ち上げ日までに、今後も複数の重要なテストを予定している。テストは、同ミッションで使用される巨大ロケット、SLSが万全の状態で試練の旅に臨めるようにするために必要なものだ。これはつまり、Artemis Iが打ち上げに向けて大きく前進している中でも、失敗する可能性が残されているということでもある。

 一例を挙げると、「まだ問題が残っている領域の1つに、コアステージの内部タンクがある」と、Artemis Iの打ち上げ責任者Charlie Blackwell-Thompson氏は発言している。とはいえ、航行安全システムなど、この問題に関連したテストが間もなく始まることになっていたため、同氏はそれほど心配していない様子だった。

Space Launch System
提供:Kim Shiflett/NASA

 SLSは16日夜から17日朝にかけて、10時間をかけて発射台に設置された。それまではウェットドレスリハーサル(推進剤の充填(じゅうてん)を伴う打ち上げ前の試験)の完了を受けて、ケネディ宇宙センターの組立棟でさらなる整備を受けていた。このリハーサルは骨の折れるプロセスだった。3回の失敗を経てようやく充填に成功したものの、リハーサルの終了が発表された際にも、やや気がかりな問題への言及があった。水素漏れが起きたことをNASAが説明したのだ。とはいえ、この問題がリハーサルの進行に影響することはないと考えたと述べた。

キャプション
提供:Cory Huston/NASA

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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