米宇宙軍は、Elon Musk氏率いるSpaceXに対し、偵察衛星を搭載した「Falcon Heavy」の次回打ち上げに、ロケットブースターの再利用を許可した。費用対効果をさらに高めることを目的としている。
Bloombergは米国時間8月11日、米国防総省が、軍事衛星を宇宙に打ち上げるための「Falcon Heavy」の構成に、過去に使用したブースターを再利用することを認めたと報じた。
米宇宙軍は過去に、「Falcon 9」ブースターの再利用を認めたことがある。軍関係者らは、新しいGPS衛星の打ち上げに使用済みブースターを再利用することによるコスト削減効果についても評価していた。
Falcon Heavyは3機のFalcon 9を束ねて推進力を最大化することによって、積載能力を高めたものだ。Falcon Heavyが打ち上げられたのはこれまでに3回だけで、直近の打ち上げは2019年だった。
現在SpaceXのミッションとして、米宇宙軍の3件を含め、少なくとも4回のFalcon Heavyの打ち上げが予定されている。そのうちの1回か2回は、2022年中に実施される可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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