Natureは、夏場の電力使用に関する消費者の意識を調査し、結果を発表した。それによると、8割弱の人が節電に取り組んでいた一方、デマンドレスポンスの認知度は高くなかったという。
まず、節電に対する取り組み方を質問したところ、「日頃から取り組んでいる」(45.4%)、「気がついた時に取り組んでいる」(33.6%)を合わせ、79.0%の人が節電に協力的だった。また、4%の人は、「電力会社からの「節電要請」への協力」に応じていた。積極的に節電していない人の割合は、「あまり取り組んだことがない」が33.6%、「全く取り組んだことがない」が6.5%。
具体的な節電方法は、「エアコンの温度調節」(68.7%)、「家電を使う時間を減らす」(56.6%)が多い。また、「エアコンの掃除」(43.9%)、「同居している方と同じ部屋で過ごす」(27.1%)、「省エネ家電への買い替え」(25.1%)、「外出する」(16.6%)という回答もあった。
節電する理由は、77.1%の「月々の電気代の抑制」がほかの項目に比べて圧倒的に多い。「環境に良い行動をしたい」は13.5%にとどまった。
消費者が電力の使用量を抑えるなどして、電力の供給と需要のバランスを調整する手法「デマンドレスポンス」については、「知らない」が68.7%、「名前だけ聞いたことがある」が19.8%、「意味も理解している」が11.5%となった。電力事業社は、節電キャンペーンを展開する際にデマンドレスポンスという用語を使っており、Natureも「デマンドレスポンス支援サービス」を提供するなどしているが、認知度は高くない。
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