物体を宙に浮かせて構造物を作れるロボットアーム「LeviPrint」

Jesse Orrall (CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 高橋朋子 (ガリレオ)2022年08月09日 12時38分

 3Dプリント技術は、住宅からロケット、拳銃に至るまで、あらゆるものに用いられるようになったが、製造分野はここから先、どのような方向に進んでいくのだろうか。

 「LeviPrint」という新しいロボットアームは、製造プロセスに音響浮揚という独自の機能を追加するものだ。超音波の中に小さな物体を捉えることで、LeviPrintは物質に一切触れることなくさまざまな構造物を構築できる。

LeviPrint
音響浮揚によって小さな球体を浮かせているLeviPrint
提供:UPNA

 スペインのナバーラ州立大学(UPNA)の研究者たちが公開した動画では、LeviPrintが、橋、液体のりの滴でできた輪、猫の耳など、さまざまな形状の構造物を作っている様子が確認できる。

LeviPrintによって作られた橋のような構造物
LeviPrintによって作られた橋のような構造物
提供:UPNA

 UPNAの研究者Asier Marzo氏は、LeviPrintの非接触技術が将来的に、交差汚染が問題となる生物医学分野や、部品が極小で壊れやすい時計やスマートフォンカメラの製造に役立つ可能性があると想定していると、米CNETに語った。

細長い物体を空中浮遊させ操作するLeviPrint
超音波によって細長い物体を空中浮遊させ操作しているLeviPrintの様子
提供:UPNA

 Marzo氏はまた、LeviPrintの音響浮揚は今後、3Dプリンターにも役立つ可能性があるが、LeviPrintが3Dプリンターの分野に組み込まれるには、さらなるハードウェアおよびソフトウェアエンジニアリングが必要になるとも述べている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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