調理ロボットのTechMagicが旗艦店を手がける理由--恵比寿に「Magic Noodle香味麺房」

坂本純子 (編集部)2022年08月04日 16時56分

 TechMagicは、パスタ自動調理ロボット「P-Robo」を活用した、スパイスヌードル専門店「Magic Noodle香味麺房」を8月6日にオープンする。場所は恵比寿(東京都渋谷区恵比寿南1-1-12)。

東京メトロ 恵比寿駅 5番出口からすぐの便利な立地。大沢カメラと元祖寿司の間に位置する
東京メトロ 恵比寿駅 5番出口からすぐの便利な立地。大沢カメラと元祖寿司の間に位置する

 Magic Noodle香味麺房で稼働する調理ロボットは、プロントコーポレーションが6月30日に東京・丸ビルへと出店した新業態「「エビノスパゲッティ」に導入したP-Roboを応用したものとなる。P-Roboの活用により、1食あたり最速約48秒、1時間あたり80食を調理できる。

メニューごとにパラメーターを調節し、職人の技を再現した調理が可能という
メニューごとにパラメーターを調節し、職人の技を再現した調理が可能という
1食ごとに洗浄まで自動で完了する。4つの釜が稼働している
1食ごとに洗浄まで自動で完了する。4つの釜が稼働している
最後の盛り付けは人間が行う
最後の盛り付けは人間が行う

 デュラムセモリナ粉と蕎麦粉を混合したオリジナル麺を使用し、香辛料や香味野菜を合わせて炒め混ぜた、ノンジャンルの無国籍麺だ。将来的に世界進出を見据え、「そばが世界を旅したらこうなった」というコンセプトで開発したという。

「しびれ山椒とナッツの麻辣」(税込:1180円)、山椒と麻辣のパンチの効いた味で、アーモンドやピーナッツなどがゴロゴロ入り肉の食べ応えもある。パスタのようにフォークでいただく
「しびれ山椒とナッツの麻辣」(税込:1180円)、山椒と麻辣のパンチの効いた味で、アーモンドやピーナッツなどがゴロゴロ入り肉の食べ応えもある。パスタのようにフォークでいただく

 シグネチャーの「にんにくと豚バラチャーシューのスタミナ」(税込:880円)と「しびれ山椒とナッツの麻辣」(税込:1180円)ほか、「豚ひき肉とココナッツのトムヤム」「卵黄と青のり天かすの悪魔」「豚ひき肉と彩りラペのカレー」「ベーコンと玉ねぎの辛クリームチーズ」の計6メニューがラインアップする。

無料のライスが用意されており、残ったソースと合わせていただくとまた違った味が楽しめる
無料のライスが用意されており、残ったソースと合わせていただくとまた違った味が楽しめる
「卵黄と青のり天かすの悪魔」(税込:880円)
「卵黄と青のり天かすの悪魔」(税込:880円)

 ロボットメーカーがなぜ旗艦店をつくるのか。開発を手がけるうちに、自ら店を持ったほうがよいと思うようになってきたという。TechMagic 代表取締役兼最高責任者の白木裕士氏は、「こういうところに人手がかっている、ここを改善することで自動化や最適化できるようになると把握することは開発に役立つ。外食産業の課題解決に向けて企業の課題に寄り添い、ロボットを活用しながら取り組んでいきたい。また、この旗艦店を通して、さまざまな企業と商品開発もしていく。大企業だけでなく、中堅の企業や個店の企業でも導入できるようなパッケージをつくる上でも大いに活用していきたい」と説明した。

TechMagic 代表取締役兼最高責任者の白木裕士氏
TechMagic 代表取締役兼最高責任者の白木裕士氏
「ベーコンと玉ねぎの辛クリームチーズ」(税込:1180円)は、ソースがより味わえる平たい麺を使用
「ベーコンと玉ねぎの辛クリームチーズ」(税込:1180円)は、ソースがより味わえる平たい麺を使用

 また、このMagic Noodle香味麺房の店舗坪数は13坪で、厨房が6坪。「調理ロボットは大きいよねという声をよくいただくが、こんなに小さい店でも実装できるというひとつのメッセージ」と語る。

店舗規模は10席、エビノスパゲッティよりもかなり身近にロボットの様子が見られる
店舗規模は10席、エビノスパゲッティよりもかなり身近にロボットの様子が見られる

 導入費用の目安について「投資回収は3年ぐらいと考えている。1人350万円ぐらいの年収にしたら、3年~遅くても4年後には無料で人がいるぐらいになる。Magic Noodle香味麺房は、原材料費を通常よりもかなり上げている。人件費を下げられるので、お客様に還元できる。オーナー側だけでなく、両者にとってプラスになるようにしていきたい」と話した。

 P-Roboはゆでる、炒めることを中心としているが、「揚げ」や「煮込み」なども行える調理ロボットも開発しているという。外食産業の課題である「未曽有の人手不足」と「低利益率構造」を解決するソリューションとして、調理ロボットなどの技術を広く周知し、新たな食のスタンダードの構築を目指す。

メニューは6種類
メニューは6種類

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