Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏は、2022年中にロンドンに移転する予定だ。競争がますます激化するソーシャルネットワーク市場で業績を維持するための継続的な取り組みの一環だという。これを最初に報じたFinancial Timesによると、ロンドンへの移転は同氏の個人的な希望でもあるという。
この移転は一時的なものとなる見込みで、Mosseri氏は親会社であるMetaのキングスクロスのオフィスからInstagramチームを統括する予定だ。複数のInstagramチームが既に英国を拠点としており、Metaは上場以来初の減収を受けて、シリコンバレーよりも低いロンドンの人件費を利用することを検討している可能性がある。
Metaの広報担当者は、「Adam(Mosseri氏)は、その職務のグローバルな性質を考えて年内に一時的にロンドンに移転する」「ロンドンは既に、米国以外ではMeta最大のエンジニアリング拠点で、クリエイターのための長期的なソリューションの構築に専念する人材が所属する、Instagram製品の専用チームを含む、4000人を超える従業員が当社の複数のオフィスに勤務している」と述べた。
Instagramは、競合アプリ「TikTok」との競争の中で、戦略の定義に苦戦している。動画コンテンツにより重点を置き、全画面表示のホームフィードをテストするなどの変更を加えており、Mosseri氏は先週、こうした変更を擁護する動画を公開したが、結局、その数日後には自身の決断を覆すことになった。Instagramの変更は、著名インフルエンサーらに対する支援を強化するためのものだったが、フォロワー数で上位10名に入るKim KardashianさんとKylie Jennerさんの批判を受けた。
Mosseri氏は2008年からMetaに勤務しており、2018年にInstagramの共同創設者らが同社を離れたことを受けて、Instagramの責任者に就任した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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