昆虫食事業を推進するTAKEOは7月28日、7月15日付けでニチレイと資本提携を締結したと発表した。
「今、昆虫食品は普及に向けての道半ば、そこには多くの誤解や困難がある。TAKEOはニチレイの協力のもと昆虫食市場を牽引し、昆虫のおいしさを切り拓いていく」とコメントしている。
TAKEOは、昆虫食専門企業として2014年に創業。香る昆虫飲料「タガメサイダー」、全国の生産者ネットワークを生かした「国産昆虫」シリーズ、トノサマバッタの養殖、昆虫食ファンが集う昆虫食の駅「TAKE-NOKO」の運営などに取り組んでいる。
また、昆虫が、野菜、魚、肉などと同じような食として普及させるため、多角的に昆虫食事業を推進してきた。
ニチレイによると、昆虫は環境負荷が少なく、栄養価や生産効率に優れた持続可能な食資源として期待されており、ここ数年は今までにない新しい食材としても注目されているという。
生活者に安定的かつ、持続的な供給を責務とするニチレイにとっても、昆虫食は将来直面し得る食糧不足の備えとして、検討すべき重要なテーマのひとつと定めている。
今回の資本提携を通じて、ニチレイが持つ加工技術と食品開発力を活用し、昆虫食品の研究開発、製造、販売を強化する方針。特に、冷凍昆虫の商品開発・市場開拓が加速することを期待しているという。
ニチレイにとっても、より身近で地球にも人にも優しい、新たな挑戦として昆虫食の開発とサービスの提供を目指すとしている。
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