「ザ・パークハウス」にデジタルツインの冨永愛さんが暮らす仮想空間のモデルルームが登場

 三菱地所レジデンスとサイバーエージェントが協業し、デジタルツインと広告契約。7月28日に、デジタルツインの冨永愛さんが入居する、新築分マンションの「ザ・パークハウス」の仮想空間「SPER MODEL ROOM」の特設サイトをオープンした。

デジタルツインの冨永愛さんは98インチの液晶モニターに映し出されていた。メイクやヘアスタイルなどにも大変こだわっているという
デジタルツインの冨永愛さんは98インチの液晶モニターに映し出されていた。メイクやヘアスタイルなどにも大変こだわっているという
8月1日の冨永愛さんのお誕生日を前にサプライズでケーキが登場。デジタルツインに一口あげる仕草も披露
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 デジタルツインとは、実在する人や物体を撮影機材でフルスキャンし、撮影データをもとに3DCGで再現する技術のこと。デジタルツインレーベルでは、身体的特徴を捉えるモーションデータ、音声データなどを取得し、著名人の生き写しともなるデジタルの双子として生成した公式3DCGモデルを、デジタルツインと定義している。

 SUPER MODEL ROOMは、デジタル上にモデルルームを設置したサービス。今回、三菱地所レジデンスと直接広告契約を締結した、デジタルツインレーベルの公式デジタルツインである冨永愛さんが入居する。なお、著名人本人ではなく、仮想空間で活躍するデジタルツインとの直接広告契約は、両社によると国内初。

 サイバーエージェントのグループ会社で、今回の開発を手掛けた、CyberHuman Productions 取締役の桐島ローランド氏は「私自身カメラマンでもあり、クリエイター的な立場から話すとデジタルツインは妥協しなくていいことが最大のメリット。通常の撮影では天候やコンディションなどに左右され、妥協するところがあるが、デジタルは理想とするビジュアルを作れるのがありがたい。デジタルツインをつくるために必要なスキャンは1〜2時間程度。とてもありがたい技術だと思っている」と背景を明かした。

 実際の制作では、スキャンの後、モーションキャプチャーで動きをとり、さらに声のデータを得ており、実質的には1日程度とのこと。その後CGの作り込みなどが発生するという。

 特設サイトでは、SPER MODEL ROOMの住人として入居しているデジタルツインの冨永愛さんがルームツアーの案内人となり、「こだわりの暮らし」を紹介。ブラウザ内では、開放感のある「リビング」や、快適でシンプルな「キッチン」に加え、計9つの空間を自由に巡ることができる。

 全ての部屋は、現実の時間と紐づけられ、昼夜で変わる日差しの角度など、変化する部屋の雰囲気を楽しむことが可能。チャットボットではデジタルツインの冨永愛さんに、お気に入りの家具についての質問や、コメントの投稿をするなど、デダタルツインを通してユーザー同士のコミュニケーションが可能だ。

 三菱地所レジデンス C・DX企画部副部⾧の中村一成氏は「今回のCMを冨永さんにお願いした理由は、ライフスタイルや環境を意識した取り組みなどが『ザ・パークハウス』のイメージと合致しているから。ご本人の生き写しとなるデジタルツインに住んでもらい、PCやスマホから訪れた人にライフスタイルを垣間見せられる体験型コンテンツとして提供していく」とした。

左から、三菱地所レジデンス C・DX企画部副部⾧の中村一成氏。デジタルツインの冨永愛さん、冨永愛さん、CyberHuman Productions 取締役の桐島ローランド氏
左から、三菱地所レジデンス C・DX企画部副部⾧の中村一成氏。デジタルツインの冨永愛さん、冨永愛さん、CyberHuman Productions 取締役の桐島ローランド氏

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