Looop初の風力発電事業「WF豊富」--再エネポテンシャルの高い北海道で開始

 Looopは7月28日、自社初となる風力発電事業「WF(ウィンドファーム)豊富」を6月に着工した。それを含む北海道内の再生可能エネルギープロジェクトについて説明会を開催した。

発表会場の様子
発表会場の様子

 WF豊富は、北海道天塩郡豊富町に建設。6月に着工を開始しており、2024年4月の運転開始を予定している。発電出力3万kWの陸上風力発電所で、Looopと中部電力が共同出資し、運営会社となる「豊富Wind Energy 合同会社」を設立。清水建設、岩田地崎建設、きんでんが施工する。

 Looop 代表取締役社長CEOの中村創一郎氏は「北海道の再生可能エネルギーに関するポテンシャルは日本一。北海道で生まれた再生可能エネルギーを有効活用しようという動きが出てきており、大型蓄電所の開発や海底送電線などが整えば、本州に電気を送ることができ、エネルギーの安定供給につながる」と再生可能エネルギー活用に関する北海道の役割を説明した。

 北海道天塩郡豊富町については「現地は風がビュンビュン吹いて風況が大変よいエリア。以前お伺いしたときに、石油やガスが出ることもあり、自然の資源が豊富な地域と聞いた。また個人的に家族で旅行したことがあり、その時の印象がとても良かった」(中村氏)と思いを明かした。

 合弁会社をともに立ち上げる中部電力はLooopの株主でもある。「中部電力はほかの地域において風力発電を多数手がけておりノウハウを蓄積している」(中村氏)とコメント。洋上風力ではなく陸上風力であることについては「洋上風力のポテンシャルも高いが、コスト面では陸上風力のほうがメリットがある。将来的には洋上風力にも参入していければと考えている」とした。

 ウィンドファーム豊富の想定年間発電電力量は約7700万kWhで、一般家庭の約2万5000世帯分にあたるとのこと。中村氏は「再生可能エネルギーは自然の力を利用して発電している。太陽が照り、風が吹いているときはいいが、それ以外は発電しなくなってしまうのが課題。そのために必要なのが電力をコントロールし、届けること。エネルギーの創る、コントロールする、届けるを一気通貫で手掛けることで、再生可能エネルギーの弱点を克服し、事業を拡大していきたい」(中村氏)とした。

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