ソフトバンクの子会社であるヘルスケアテクノロジーズは7月28日、先端医療技術開発機構と業務提携し、ヘルスケアアプリ「HELPO(ヘルポ)」のオンライン診療サービスにおける対応日・時間帯を拡大すると発表した。
同社は、オンライン健康医療相談や病院検索、一般用医薬品などの購入に対応したHELPOを、2020年7月から提供している。
オンライン健康医療相談サービスでは、同社に所属する医師や看護師、薬剤師などの医療の専門家がチャット形式の相談を24時間365日受け付けている。
また、2021年6月からは、MICINと協業してオンライン診療サービス機能の提供を開始。MICINのオンライン診療サービス「curon」に登録する全国約5000の医療機関のオンライン診療を受けることが可能となり、オンライン診療の予約から受診、診察代金の決済といった一連の手続きをHELPOで行えるようになった。
同社によると、オンライン健康医療相談サービスで寄せられる相談のうち、約2割が医師による診察が望ましいとされる相談であったという。加えて、夜間や休日の相談も多いことから、今回オンライン診療サービスの対応日・時間帯を拡大することになった。
これにより、仕事などの都合で日中帯に時間が取れない利用者のニーズや、夜間や休日の体調不良時にすぐに診療を受けたいといったニーズに対応する。
8月10日時点で対応している時間帯は、平日の9時〜18時。9月中旬以降、平日は22時までに拡大し、日曜日の9時〜18時にも対応する予定。
同社では今後、HELPOのオンライン診療サービス機能で利用できる夜間・休日対応のクリニックを拡充するとともに、先端医療技術開発機構とオンライン診療サービスにおけるICT(情報通信技術)の活用についての共同研究に取り組むという。
将来的には、HELPOのデータをクリニックに連携することで、診療の精度向上・効率化や、HELPOのさらなる利便性向上を図る。また、ウェアラブルデバイスの活用により、日々の体調変化の早期発見や定期的な検査を実現し、病気の予防や重症化リスクの低減を通して、医療資源の最適化や医療費の削減を目指す。
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