世界PC市場、第2四半期は7120万台で11.1%の大幅減--2013年Q2以降で最大の落ち込み

 Counterpoint Technology Market Researchは、世界PC市場に関する調査結果を発表した。2022年第2四半期の出荷台数は7120万台で、2021年同期に比べ11.1%も少なくなった。これほどの急減は、2013年第2四半期以来だという。

出荷台数と前年同期比の推移(出典:Counterpoint)
出荷台数と前年同期比の推移(出典:Counterpoint)

 世界経済の混乱、ロシアによるウクライナ侵攻のような地域紛争、世界的なインフレといった要因により、PCに対する需要は弱まり、消費者の支出も低迷している。こうした状況に影響され、PC出荷台数の伸びも2021年第1四半期から低下してきた。

 特に2022年第2四半期は、中国の上海と昆山で実施されたロックダウンがPCサプライチェーンに打撃を与え、出荷台数の減少につながった。

 ベンダー別出荷台数などは以下のとおり。括弧内は2021年同期比。5位には、Apple(前年同期比20%減)とASUS(同7.7%減)が並んだ。Appleについては、「M2」チップ搭載「MacBook」を待つ消費者の買い控えも影響したようだ。

1位:Lenovo

  • 2022年第2四半期:1740万台(-13%)
  • 2021年第2四半期:1990万台

2位:HP

  • 2022年第2四半期:1340万台(-27%)
  • 2021年第2四半期:1840万台

3位:Dell

  • 2022年第2四半期:1310万台(-5%)
  • 2021年第2四半期:1380万台

4位:Acer

  • 2022年第2四半期:510万台(-15%)
  • 2021年第2四半期:600万台

その他

  • 2022年第2四半期:2220万台(+1%)
  • 2021年第2四半期:2200万台
ベンダー別の状況(出典:Counterpoint)
ベンダー別の状況(出典:Counterpoint)

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