Googleは、同社のブラウザー「Google Chrome」でサードパーティークッキーを段階的な廃止の開始タイミングを再度見直し、2024年後半に先延ばしすると、米国時間7月27日に公開した公式ブログで明らかにした。
Googleは2019年の時点で、サードパーティークッキーをブロックすることでブラウザーのプライバシーを強化する意向を明らかにしていた。クッキーとは、広告主やパブリッシャー、データブローカーなどがユーザーの行動を追跡し、広告のターゲティングを行うために利用するテキストファイルだ。Googleの当初の計画では、「Privacy Sandbox」と呼ばれる取り組みの一環として、サードパーティークッキーは2022年までにブロックされることになっていた。だがその後、廃止時期は2023年に先送りされた。
今回の再延期にあたり、Googleは検証にもっと時間が必要なためだと述べている。
Google Chromeは今でも最も人気の高いブラウザーであり続けているが、ユーザートラッキングの阻止に関しては、Appleの「Safari」、Mozillaの「Firefox」、Microsoftの「Edge」、Brave Softwareの「Brave」といった競合ブラウザーのほうが取り組みが進んでいる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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