2022年Q2のサイバー攻撃、1組織あたり週平均1200回弱で過去最悪--目立つランサムウェア

 Check Point Software Technologiesは、2022年第2四半期のサイバー攻撃回数などに関する調査結果を発表した。全世界で1組織あたり週平均1200回弱の攻撃があり、前年同期比32%増で過去最悪だったという。

攻撃回数の推移(1組織あたりの週平均回数、出典:Check Point)
攻撃回数の推移(1組織あたりの週平均回数、出典:Check Point)

 業種別では、教育と研究機関に対する攻撃がもっとも激しく、1組織あたり週平均2315回(前年同期比53%増)。これに、政府と軍の1620回(同44%増)が続く。

業種別の攻撃回数(1組織あたりの週平均回数、出典:Check Point)
業種別の攻撃回数(1組織あたりの週平均回数、出典:Check Point)

 1組織あたりの週平均攻撃回数を地域別でみると、以下のとおり。括弧内は前年同期比。

  • アフリカ:1758回(+3%)
  • アジア:1684回(+25%)
  • 中南米:1602回(+29%)
  • 欧州:963回(+26%)
  • オーストラリアとニュージーランド:937回(+82%)
  • 北米:854回(+54%)

 攻撃のなかでも、ランサムウェア攻撃が目立っており、週平均で40組織のうち1組織が被害に遭っていた。前年同期の64組織中1組織に比べ、59%の増加だ。

 ランサムウェアの攻撃状況を地域別でみると、以下のとおり。括弧内は前年同期比。

  • 中南米:23組織中のうち1組織(+43%)
  • アジア:17組織のうち1組織(+33%)
  • アフリカ:21組織のうち1組織(+21%)
  • オーストラリアとニュージーランド:113組織のうち1組織(+18%)
  • 北米:108組織のうち1組織(+1%)
  • 欧州:66組織のうち1組織(±0%)

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