Googleの親会社Alphabetは米国時間7月26日、第2四半期決算(4~6月期)を発表した。利益が予想を下回る結果となった。不安定な経済状況により、先に決算報告を行ったSnapやTwitterの広告売上が減少する中、Alphabetも影響を受けている。
Alphabetは第2四半期、697億ドルの売上高を計上し、Yahoo Financeが調査したアナリスト予測の700億ドルを下回った。1株あたり利益は1.21ドルとなり、予想の1.31ドルに届かなかった。
低調な決算の背景には、Alphabetの収益をけん引する広告が、景気減速による逆風に直面している状況がある。Googleの広告事業は、中小のインターネット企業ほどには影響を受けていないとみられるが、困難な環境に置かれていることに変わりはない。広告売上は、前年同期比約12%増の563億ドルだった。
Google Cloudの売上高は前年同期比約36%増の63億ドルだった。ただし、同部門は依然として採算が取れておらず、赤字幅が45%増の8億5800万ドルに拡大した。
Alphabetはまた、国外市場からの売上高の価値を減じるドルの高騰とも戦っている。同社によると、ドル高の影響で、収益成長率が前年同期比で3.7%減少したという。
従業員数は、前年の14万4000人から17万4000人に増加した。AlphabetとGoogleの最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏は、採用を抑えるとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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