Microsoftは、多数のユーザーが数時間にわたり、「Microsoft 365」の各種アプリケーションにアクセスまたは利用できなかった障害について、最近のデプロイメントに「内部ストレージサービスへの接続不良」が含まれていたことが原因だったと発表した。
このサービス障害は米国時間7月20日の夕方に始まり、21日の朝まで続いた。「Microsoft Teams」「Exchange Server」「Microsoft 365管理センター」「Yammer」、そして「Microsoft Word」などの「Office」アプリケーションが、速度低下やアクセスの不具合といった影響を受けた。また、「Microsoft マネージド デスクトップ」などのサービスで、自動パッチが適用できなくなった。
同社は21日朝の時点で、サービスの大半が復旧しているものの、一部サービスではまだ問題が発生していると述べていた。
同社は同日、Twitterに次のように投稿している。
最近のデプロイメントに、内部ストレージサービスへの接続不良が含まれていたため、影響が発生したと判断した。正常なサービスにトラフィックを迂回して、影響の軽減に取り組んでいる。詳細情報は、管理センターのTM402718で確認できる。
さらに、「サービスの可用性は、まだ注意が必要なわずかなサービス機能を除いて、ほぼ復旧した。残りの作業が完了するまで、サービスの監視を続ける」とした。
その後、Microsoft 365のサービス正常性ページに、問題は解消したと示された。
同社によると、影響を受けたサービスは以下の通り。
同社はMicrosoft 365のサービス正常性を更新し、次のように述べた。「現在の状況:当社のテレメトリーによると、サービスの可用性は大部分の地域で99%以上を維持している。一部の英国ユーザーは、Microsoft Teamsの特定の機能で影響が残っている可能性がある。引き続き監視を行い、完全な復旧と、残った影響に的を絞った緩和策に取り組む」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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