Amazonは米国時間7月18日、「プライム・ビデオ」を刷新し、ストリーミングコンテンツがより見やすくなるよう変更することを明らかにした。
プライム・ビデオのデザイン変更は今週から、「Fire TV」などのスマートテレビや「Android」デバイス向けに順次提供される。変更内容には、Amazonオリジナル作品の強調表示や、配信作品とレンタルまたは購入作品の区別など、検索機能の向上が含まれる。同社によると、新しい分類やセクション、ビジュアルの刷新は、今夏中に全ユーザーに適用されるという。
プライム・ビデオの製品管理担当ディレクターHelena Cerna氏は、リニューアルの準備に約1年半を費やしたと、米CNETに対して語っている。Cerna氏によると、「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」のような新コンテンツや、スポーツのライブ配信番組の拡充を予定していることから、今回の機能刷新を「できるだけ早急に」提供したいと考えたという。プライム・ビデオは、「プライム」会員向けに提供されているが、米国では月額8.99ドル(約1240円)でプライム・ビデオのみを利用することもできる。
新たなレイアウトで特に目を引く機能は、トップ10作品のカルーセル表示だ。Amazonオリジナルか映画「ハウス・オブ・グッチ」のようなライセンス作品かに関わらず、国内で人気のTV番組や映画が、プライム・ビデオのホーム画面に一覧表示される。これらの作品をクリックすると、予告編の視聴やストリーミングの開始、番組や映画の購入またはレンタルができる。「ストア」タブに切り替えると、アプリで最も人気のあるチャンネルを紹介する別のトップ10ラインナップが表示され、そこからサブスクリプションを購入できる。
視覚的な変更点としては、TV番組や映画のプレビューや映画の予告編の拡大表示などがある。スポーツのライブ配信などのコンテンツにもアクセスしやすくなる。新たに画面横に表示されるナビゲーションバーには、「Live TV(ライブTV)」「ストア」「Find(検索)」「Free with Ads(広告付き無料)」「マイアイテム」「ホーム」など、プライム・ビデオの主要機能のタブが配置される。コンテンツを見つけやすいように、ホームのアイコンをクリックすると、TV番組や映画、スポーツ番組を探せるサブメニューが表示される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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