サムスンの「Galaxy Watch4」は、今後数カ月のうちに複数の新機能を搭載し、その中には「Apple Watch Series 7」で提供されているQWERTY配列のフルキーボードと同様の画面も含まれる。同社は米国時間7月12日、このアップグレードを含む独自ユーザーインターフェース「One UI Watch4.5」を第3四半期にリリースすると発表した。Galaxy Watch4と「Galaxy Watch4 Classic」、および今後発売するGalaxy Watchの各モデルで提供する予定だ。
最大の追加機能とみられるのはQWERTY配列の新たなキーボードで、サムスンによると、現在のディクテーション(声による文字入力)や手書きに加わる選択肢になる。また、Apple Watch Series 7で実現しているように、文章を作りながら入力方法を切り替えられるようになる。
サムスンはまた、Galaxy Watch4のアクセシビリティー機能を拡充する。次のアップデートでは、画面の色やコントラストを調整する選択肢が広がり、ぼかし効果を減らす、アニメーションを無効化するといった選択肢が追加される。聴覚補助では、イヤホン使用時に左右の音量バランスを調整できるようになる。
International Data Corporation(IDC)が6月に発表した市場調査によると、サムスンは2022年第1四半期のウェアラブルデバイス世界出荷台数で2位だった。シェアはサムスンが10.3%で、首位のアップルは30.5%だった。
サムスンの今回の発表は、次世代Galaxy Watchの発表が8月に予想される中で行われた。サムスンは、「Galaxy Watch5」と、現在のClassicモデルに代わる「Galaxy Watch5 Pro」の2種類をリリースするとうわさされている。体温センサーの追加とバッテリーの大型化が、最大の改良点となる見込みだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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