au通信障害で注目「サブ回線」の選び方--「障害に備える」以外の用途にも注目 - (page 2)

 今回、KDDIが通信障害を起こしたが、昨年はNTTドコモも大きな通信障害を起こしている。ソフトバンクも2018年にやらかしている。

 今後も、どこかのキャリアで通信障害が起こる可能性は充分にあるだろう。また、台風や大雨、地震によって、契約しているキャリアの基地局が倒れ、自宅周辺で通信ができなくなることもあり得る。

 よほど心配性の人なら、デュアルSIMで、複数のキャリアを契約し、2枚のSIMカードを1台のiPhoneやAndroidに入れておいてもいいのではないか。

 今回、障害は起きてしまったが、KDDIのpovoであれば、無料で回線を維持できる。また、MVNOのHISモバイルなら、月額290円で音声通話付きの契約をすることが可能だ(ただし、100MB)。

 もちろん、2回線、契約する際は、メインとサブ、それぞれ別のキャリアもしくは別のキャリアの回線を使っているMVNOを選ぶようにしよう。auとpovoという組み合わせは何の意味も無い。

日常の用途に応じたサブ回線の選択を

 なかなか、一般的なユーザー、老若男女あらゆる人に「デュアルSIMで契約すべき」とは正直、お勧めしずらい。何年かに1度、起きるかどうかわからない通信障害、それも数時間もしくは数日のために毎月、メインとは異なるキャリアやMVNOの通信料金を払い続ける続けるというのは、お財布的にやさしくない。

ただ、各社とも通信料金が値下げとなり、最安値のプランであれば、数百円で契約できるようになっただけに、昔に比べれば2回線を持つ負担は減りつつある。

 「いつか来るかもしれない通信障害に向けてサブ回線を契約」というよりも「auの使い放題プラン+アメリカ放題のソフトバンク回線」とか「ahamo+容量が足りなくなったpovoを少しづつトッピング」といったような用途でサブ回線を普段から使いつつ、いつ来るかわからない通信障害や災害時に備えた方がいいかもしれない。

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