仕事をしていると「時間がない」という言葉をよく耳にする。世の中には「効率アップ」「時短」のテクニックがあふれ、何を取り入れるべきか判断することすら難しい。そんな状況を打破してくれるのが本書だ。
ベストセラーとなった「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」「AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣」に引き続き、本書「AI分析でわかった トップ5%社員の時間術」が紹介するのは、大量のデータの分析から得られた、各企業や団体で突出した成果を上げている人たちに共通する習慣だ。今回はなかでも「時間術」をテーマに、人事評価トップ5%社員が実際に行っている、短い時間で成果を上げる手法が次々に挙げられる。一人の優秀な人の経験談ではなく、異なる会社で働く優秀な社員たちに共通する行動習慣が数字とともに掲載されているので、説得力は抜群だ。さらに、一般的な社員2.2万人に5%社員の時間術を真似してもらったところ、89%の人が「より成果を残すことができた」と回答しているというのだから、応用性も高いといえるだろう。
知識として「良い習慣」を知っていても、実践できなければ自分の生活に変化は訪れない。本書は繰り返し、「知ること」ではなく「できること」が重要だと伝えている。頑張っているのに仕事が終わらない、評価されないと悩んでいるとしたら、本書の知恵を借りて、「頑張り方」を少し変えてみてはどうだろうか。本書はきっと、今の状況から抜け出すためのヒントを与えてくれることだろう。
今回ご紹介した「AI分析でわかった トップ5%社員の時間術」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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