サムスンは米国時間6月23日、スマートフォンのカメラ向けに最新の2億画素イメージセンサー「ISOCELL HP3」を発表した。
ISOCELL HP3は、0.56マイクロメートルの大きさのピクセル(画素)を2億個搭載している。この画素サイズは、2021年に発表したサムスン初の2億画素イメージセンサー「ISOCELL HP1」で採用した画素の0.64マイクロメートルより12%小さい。
このように画素サイズを小さくしたことで、カメラモジュール全体のサイズも前モデルのISOCELL HP1より最大20%小型化できるとしている。
ISOCELL HP3には、サムスンによる4相の位相差検出オートフォーカス技術「Super QPD」も搭載されている。同社によると、センサーの全2億画素で水平と垂直の両方向の位相差を比較するという。
これにより、さらに高速かつ正確なフォーカスが可能になり、撮影した画像の全領域で解像度が鮮明になるとしている。
ISOCELL HP3はまた、8Kで30fps、4Kで120fpsの動画撮影にも対応する。
さらに、「スタッガードHDR(Staggered High Dynamic Range)」機能により、暗い部分と明るい部分のコントラストが強い写真を撮影すると、長露光、中間露光、短露光の3つのフレームを合成してより鮮明な画像を得るという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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