Siemensは、電気自動車(EV)向けワイヤレス充電技術を手がける米国企業のWiTricityに対し、2500万ドル(約33億5850万円)投資した。
WiTricityは、EVに非接触充電(WEVC)する技術を開発している。地面に敷設するなどした充電パッドからEV側の受電パッドに非接触で電力を供給できるため、充電ケーブルを接続する作業が必要ない。自宅のガレージなどに設置しておけば、駐車するだけで充電を始められる。ケーブル接続の作業が不要なので、自動運転車の充電も無人で実行可能となる。
両社は、オープンで標準的なWEVC技術の確立を目指し、相互に技術提供などしていく。特に、乗用車や小型商用車を対象とする技術を開発する計画。
なお、EV向けワイヤレス充電の市場規模について、Siemensは2028年に欧州と北米だけで20億ドル(約2687億円)規模に達するとみている。
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