米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は米国時間6月15日、レベル2の運転支援システムを搭載した車両が関与した400件近い事故に関する初期データを発表した。これらの事故は2021年7月以降に報告されたものが対象で、合わせて6名が死亡し、5名が重傷を負っている。
このNHTSAのデータによれば、2021年7月から2022年5月15日までの10カ月半に、レーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロールといった機能を提供する先進運転支援システム(ADAS)を備えた車両が関与する事故が、392件報告されたという。
このうち、Teslaが273件を占めており、本田技研工業の米子会社American Honda Motorの90件、SUBARUの米子会社Subaru of Americaの10件がこれに続いた。その他の自動車メーカーは各社5件以下だった。
NHTSAによれば、このデータは「さまざまなレベルの自動システム」を事故の少なくとも30秒前から作動させていた車両が対象だという。
NHTSAはこれとは別に、レベル3~5の自動運転システムを搭載した車両の事故データも公開している。こうしたシステムは最終的に人間のドライバーなしに車を走らせることを目指したものだが、一般消費者向けには今のところほとんど提供されていない。こちらのデータによれば、2021年7月からの10カ月半で130件の事故が報告され、このうちの62件をAlphabet傘下のWaymoが占めていた。
ただし、これらの初期データには限界があり、包括的なものではないとNHTSAは述べている。
Teslaはコメントの依頼にすぐには応じなかった。Waymoの広報担当者は、この情報が一般に公開されたことに価値があると述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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