Appleが「Apple Watch」の次期メジャーソフトウェアアップデート「watchOS 9」を発表した。同社は米国時間6月6日、年次会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」でこれを紹介し、ランニング用の新たなフィットネス機能や、睡眠トラッキングの向上、服薬トラッキングアプリ、新たな文字盤を紹介した。
watchOS 9は、「Apple Watch Series 4」以降を対象に、今秋リリース予定だ。開発者向けプレビュー版はただちに利用可能で、パブリックベータ版は7月に提供開始となる。
watchOS 9では、ランナーが自身のパフォーマンスをよりよく理解し、ケガのリスクを軽減できるよう、Apple Watchに新たな指標が追加される。例えば、上下動、歩幅の長さ、接地時間といった指標だ。
また、「心拍数範囲」によって、ワークアウトの強度をより深く理解できるようになる。さらに、ワークアウトの種類に新たに「マルチスポーツ」が加わり、トライアスリートはランニング、サイクリング、スイミングを簡単に切り替えられるようになる。
Appleはそのほか、睡眠ステージのデータを追加し、睡眠分析の向上を図る。このデータでは、レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠をとった時間が分かる。
新たな服薬アプリでは、服薬リストを作成し、特定の薬やビタミン剤を服用するための定期的なリマインダーを設定できる。
Canalysのレポートによると、Appleは2022年第1四半期に、ベーシックウォッチとスマートウォッチの出荷台数で28.9%を占めた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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