ヤフーは6月2日、Android向けアプリ「Yahoo!ブラウザー」の「カメラ検索」において、施設や観光名所などの検索ができる「スポット検索」の提供を開始したと発表した。
独自の人工知能(AI)による画像解析技術を活用し、「ウェブページやSNSで見つけたスポットはどこにあるんだろう?」「街中で見つけた建物の名前はなんだろう?」といった疑問を解決できるという。
Yahoo!ブラウザーでは、画像から気になる物や欲しい物などを検索したいというニーズの高まりを受け、2020年8月のリニューアル時に、画像から似ている商品などを検索できるカメラ検索機能をトップ画面に設置している。「ファッション」「食品」「インテリア」「家電」「有名人」など、対応カテゴリーを随時拡大しており、今回新たに「スポット」を追加した。
検索できるスポットは、国内約2万件。撮影した写真やスマートフォンに保存されている画像、ウェブページの画像から検索できる。検索対象となるスポットは今後順次拡大予定だ。
同社によると、検索画像からAIを用いて、施設や観光名所などのスポットの特徴を数値化して抽出。画像から抽出した特徴と多数のスポットの特徴を保持したデータベースを照合し、スポットを識別するという。
利用には、Yahoo!ブラウザーのトップ画面からカメラ検索をタップし、撮影または画像を指定。または、Yahoo!ブラウザーで閲覧しているウェブページ上の画像を長押しし、表示されるダイアログの「この画像で検索」を選択することで使用できる。
検索結果には、スポット名、関連画像、説明文、住所などを表示。ウェブ検索で知りたいスポットの情報を簡単に深掘りできるという。関連検索ワードとしてスポット名と一緒によく検索されているワードも表示するため、世の中の興味、関心を参考にした検索もできるとしている。
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