メルカリとメルロジは6月2日、循環型社会の実現を目指し、繰り返し利用と返却が可能な梱包材「メルカリエコパック」の提供を開始したと発表した。
メルカリエコパックは、フリマアプリ「メルカリ」を通じた個人間取引における商品の梱包用に、2019年6月に開発。繰り返し使える梱包材として、テントなどで使用するターポリン素材を採用している。
同社によると、2019年の第1弾では、エコパックを受け取った人の7割が次回発送時に梱包材として再利用していたが、3割が再利用しなかったという。
利用者からの反響などを調査して得られた結果から、課題に対する解決策を追加。具体的には、幅広い商品の梱包に対応すべく資材の底のマチを広げ、内ポケットに3カ所のファスナーを用意。全国9カ所にあるメルカリステーションでの返却にも対応する。また、9月30日までの期間限定で、1つのエコパックが5人以上に利用されると利用者全員に100ポイントずつを付与する仕組みも新たに導入する。今回の第2弾のメルカリエコパックで循環をさらに後押しするとしている。
第2弾のメルカリエコパックは、サイズが縦190mm×横275mmで、らくらくメルカリ便の「ネコポス(A4サイズ、厚さ3cm以内)」または、ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケット・ゆうパケットポスト(A4サイズ、厚さ3cm以内)」に対応する。
配布枚数は3000枚を予定。メルカリアプリ上でお知らせを受け取った希望者へ抽選で提供するという。提供時期は6月下旬から7月上旬を予定する。
今後、第2弾の結果を踏まえ「リユース配送を世界の当たり前にする」というゴールに向けて、改善を繰り返しながらエコパックの提供を続けていくとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」