ブロードリーフは6月1日、トヨタファイナンスと協業し、同社が開発・提供する整備クラウド「Maintenance.c」と鈑金クラウド「Repair.c」にローン連携機能を搭載すると発表した。
両社は2021年10月27日、同社の主要顧客層である自動車販売業および、自動車整備・鈑金業をはじめとするモビリティ事業者に対し、金融サービスを提供することを目的とした協業を開始。
今回は同協業の第1弾として、Maintenance.cとRepair.cに、加盟店契約および、ローン申込・審査・契約を可能とするワンストップ型のローン連携機能を搭載した。
Maintenance.cは、独自開発のクラウド基盤「Broadleaf Cloud Platform」上で稼働する自動車整備事業者向けのSaaS型クラウドサービス。指定工場、認証工場および、トータルショップと呼ばれる整備、鈑金、車両販売、カー用品販売などを一手に担う事業者などが利用する。
Repair.cは、Broadleaf Cloud Platform上で稼働する自動車鈑金事業者向けSaaS型クラウドサービス。鈑金、軽鈑金伝票作成や工程管理など、自動車鈑金業務に欠かせない機能を搭載している。
なお、Broadleaf Cloud Platformは、大量データの収集・高速検索・分析、プラグイン搭載による短期間でのサービス実装、利用規模に合わせた高いスケーラビリティを特徴とするデジタルビジネスプラットフォームとなる。
同社では、オートファイナンスプラットフォームの提供も予定しており、Broadleaf Cloud Platformを起点とし、プラットフォーム型サービスの多様化を目指すという。
トヨタファイナンスは、同ローン連携機能を通じて新たなローン商品「Mμ-way」および、「Mμ-プラン」の提供を開始する。
ローン商品のMμ-wayは、車両購入の際に適用されるサービス。繰上返済や支払いプランの変更に対応し、ライフプランにあわせた利用が可能。また、「Mμ-プラン」は、車検や点検、修理やカー用品をクレジットで支払えるため、急な出費にも対応が可能だという。
なお、トヨタファイナンスは、トヨタグループの領域外において、初めての金融サービス提供になるという。今回の取り組みにより、トヨタの車を利用するすべての利用者との接点づくりを強化するとしている。
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