トヨタモビリティサービスは5月30日、独自開発した車両管理クラウドサービス「Booking Car」において、アルコールチェック記録を入力できる新機能を追加したと発表した。
同機能を活用することで、従来の車両管理業務に加え、4月の改正道路交通法で義務化されたアルコールチェックの記録・保存の管理業務をワンストップでサポートできる。
今回の改正道路交通法により、白ナンバー車のアルコールチェックが義務化されたが、企業の管理者から「アルコールチェックの管理業務が増え困っている」という声が多く寄せられているという。
そこで、車両管理クラウドサービス「Booking Car」向けに、アルコールチェック項目を追加できる新機能を開発した。同機能を用いることで、アルコールチェックの記録・保存義務のある8項目をチェック項目に設定でき、デジタル管理することが可能となる。
チェック項目は、(1)確認者名、(2)運転者名、(3)運転者の業務に係る自動車登録番号又は識別できる記号・番号など、(5)確認の日時確認の方法(アルコール検知器の使用の有無・対面でない場合は具体的方法)、(6)酒気帯びの有無、(7)指示事項、(8)その他必要な事項の8種類。なお、これらの項目は、企業毎の運用にあわせて設定可能。
同社では、Booking Carを利用するメリットとして、「距離」や「日常点検」が入力必須であるため、簡単に運転日報とアルコールチェック記録が作成できることを挙げている。
また、入力形式はチェックボックスを入力する簡便な方式に加え、文章を入力する方式の2種類を用意。車両管理者のニーズに応じた対応が可能だという。
所有するアルコールチェッカーの記録・保存をサポートするほか、所有しない場合は、同社から紹介するとしている。
月額利用料は、車両1台あたり税込550円(利用できる従業員数は無制限)。最大3カ月の利用料金が無料となるキャンペーンも実施している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」