SkyDriveは5月18日、物流ドローンの新サービスとして「SkyLift Plus」を開始すると発表した。
物流ドローン「SkyLift」を活用し、運用に関わる各種業務をSkyDriveがワンストップで実施。顧客の現場での荷物運搬作業などを完工するという。
SkyLift Plusは、(1)現地調査、飛行ルート設計などを包括的に企画、(2)国土交通省への飛行許可申請書類の作成、交渉を代行、(3)同社が提携するパイロットを派遣、という3つを主な特徴とする。
顧客の物流ドローン運航ノウハウ確立のサポートも同時に実施する。将来的には、顧客自身で物流ドローンの運航が可能になるという。物流ドローン導入の負荷を軽減し、山間部などにおける荷物運搬の負荷軽減に貢献するとしている。
SkyLiftは、1回の飛行で30kgの重量物を運搬できる。着陸せずにどこでも荷下ろしできるホイスト機能により、山間部などの地形的に自動車やクレーン、ヘリコプターの活用が難しい場所や、災害時で道路が使用できない場合など、高低差運搬を中心とした場所やシーンで活用できるという。
高さ1.0m×幅1.2m×奥行き1.9mとコンパクトであるため、利用希望の場所までワンボックスカーなどを利用した運搬にも対応する。
タッチパネルでシンプルに操作をできるため、行き先を設定するだけで、自動運転で重量物を運搬できるという。
SkyDriveはこれまで、SkyLiftをサブスクリプション契約にて販売していたが、「現場で活用したいが、運用ノウハウが無いため導入が進めにくい」「パイロットの手配が自社では難しい」といった声を受け、SkyLift Plusの提供を決定した。
なお、同日には物流ドローンSkyLiftのアンバサダーとして、アルピニストの野口健氏が就任することも発表した。
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