SkyDriveは9月14日、2025年に大阪で開催される大阪・関西万博に向け、同社が開発する「空飛ぶクルマ」の実現に向けて、同日に大阪府・大阪市と連携協定を締結したと発表した。
空飛ぶクルマとは、SkyDriveが開発をすすめるeVTOL(電動垂直離着陸型無操縦者航空機)の通称。電動化された機体と完全自律の自動操縦、離着陸時のスペースを要さない垂直離着陸が特徴の航空機で、2020年8月には有人飛行にも成功している。2025年の万博開催時には、大阪ベイエリアで、空飛ぶクルマを利用したエアタクシーサービスの実現も目指す。
9月14日の連携協定締結式には、SkyDrive代表取締役CEOの福澤知浩氏、大阪府知事の吉村洋文氏、大阪市市長の松井一郎氏が出席。締結された連携では、大阪府内での実証実験の実施、結果の共有のほか、空飛ぶクルマの社会受容性の向上など環境整備に関する内容などが盛り込まれた。
大阪府では2020年11月に、空飛ぶクルマの社会実装に向けた動きを加速させる目的で「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を設立した背景もあり、自治体も一丸となって空飛ぶクルマの実現や利活用に期待を寄せていた。
SkyDriveは2021年秋にも、おもに関西圏に営業基盤を置く関西電力、大林組、近鉄グループホールディングス、東京海上日動の5社と「エアタクシー事業性調査」を大阪府の創出事業補助金を受けて実施する予定。
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