Meta傘下の写真共有ソーシャルメディアプラットフォームInstagramが今週、NFT(非代替性トークン)の試験導入を開始する。同社は米国時間5月9日、米国を拠点とする少数のアーティストやコレクターを対象に、InstagramでNFTを共有できるようにすることをツイートで明らかにした。
Instagramの責任者Adam Mosseri氏によると、まずは小規模に開始する計画だ。
「私は今、NFTは要するに信頼を配布することであり、権限を配布することだということを事前に認識したいと思っている。しかし、Instagramは基本的に中央集中型のプラットフォームであるため、そこに緊張が存在する。したがって、小さな規模で開始したい理由の1つは、コミュニティーから学べるようにするためだ」と、同氏はTwitterに投稿した動画の中で述べた。
NFTs on Instagram 1F389
— Adam Mosseri (@mosseri) May 9, 2022
This week we’re beginning to test digital collectibles with a handful of US creators and collectors who will be able to share NFTs on Instagram. There will be no fees associated with posting or sharing a digital collectible on IG.
See you next week! 270C1F3FC pic.twitter.com/VuJbMVSBDr
NFTは、ブロックチェーン技術を使用して価値が証明されるデジタル資産だ。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は3月、「South By Southwest(SXSW)」カンファレンスでの講演で、InstagramにNFTを導入する可能性について語っていた。
NFTは、アートのコレクションの一部である場合もあれば、単体のアート作品の場合もある。「Bored Ape Yacht Club」や「CryptoPunks」のような人気の高いコレクションの場合、1つのNFTの価格は数十万ドルにもなり、レアなNFTの場合は数百万ドルにものぼる場合がある。
米大リーグ機構(MLB)などのスポーツリーグも、ハイライトシーンやプレーヤーカードのNFTを販売している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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