発売から15年近くが経過したAppleの「iPhone」は、史上最も人気のある消費者向け製品の1つだ。前のホリデーシーズンを含む2022年度第1四半期(10~12月期)には、同社が記録的な売上高と利益を達成するのに貢献した。さらに、米国外での戦争と国内での悩ましいインフレが続く今でも、Appleの繁栄はiPhoneの販売と強く結びついている。
良いニュースは、人々が今でもiPhoneを買い続けていることだ。
第2四半期(1~3月期)にiPhoneの売上高は506億ドルとなり、前年同期比で5%増加した。「Mac」やウェアラブル、アクセサリー製品の売上高も好調だった。
ただしAppleは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による製造と貿易の混乱に加え、今も続くシリコン不足により、今後数カ月にわたり状況が悪化する可能性が高いと警告した。
Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は米国時間4月28日、アナリストらとの電話会談の中で、「このような時代になると、将来何が起きるかは予想できないのだと思い知らされる」と述べた。さらに、COVID-19による混乱を予測するのが難しい状況は依然続いているとした。最近の中国におけるロックダウンなどに起因する混乱の影響は、40億~80億ドルに及ぶとの見通しを示した。これは、過去3カ月に起きたことよりも「はるかに悪い」という。
全体として、Appleは前年同期比約6%増となる250億ドルの利益を計上した。希薄化後1株当たり利益は1.52ドル。総売上高は973億ドルで、前年同期の896億ドルから9%増加した。Yahoo Financeが発表した調査結果によると、アナリスト予想では売上高が939億ドル、1株当たり利益が1.43ドルで、これを上回る業績となった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果