ナイキのNFTスニーカー、高額で取引中--1700万円のレア物も

Daniel Van Boom (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2022年04月27日 13時36分

 メタバースが人々からどう思われているかに関わらず、いくつかの企業はその将来性に賭けている。その1社であるNikeは2021年12月、メタバースの分野に確固とした足掛かりを築く試みとして、仮想スニーカーのデザインを手がけるRTFKT(「アーティファクト」と読む)を買収した。この買収から生まれた事業が今、利益を生み出しつつある。

Nike/RTFKT
提供:Nike/RTFKT

 RTFKTとNikeは米国時間4月23日、NFT(非代替性トークン)スニーカーコレクション「RTFKT x Nike Dunk Genesis CRYPTOKICKS」の販売を開始した。この仮想スニーカーの登場以来、暗号資産の投資家らは2.5~3イーサ(約100万~120万円)で商品を購入している。スニーカーの外観はデジタルバイアル(スキン)で変更でき、スキン自体も0.8イーサ(約32万円)から販売されている。

 より一般的なスキンもある中で、珍しいスキンが施されたCryptoKicksは高額で取り引きされている。たとえば、あるスニーカーは45イーサ(約1700万円)で落札された。最も希少な「Alien」スキンの1つは150イーサ(約5700万円)で落札された。RTFKTによると、NFT所有者はスキンを「進化」させる特定のオンラインクエスト(ミッション)を実行できるという。

Nike/RTFKT
提供:Nike/RTFKT

 今のところ、こうしたNFTの所有者らがデジタル商品の現物バージョンを受け取れるようにする計画は発表されていないが、NFT所有者が拡張現実(AR)でCryptoKicksを着用できる「Snapchat」フィルターが提供されている

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]