PayPayは4月20日、運転免許証のICチップを利用した本人確認の手続きを、同日から開始すると発表した。
Android版から先行して提供し、iOS版でも近日中に開始する。キャッシュレス決済事業者として初の取り組みで、こちらの手続きを実施することで、法律で定められている本人確認をスムーズに完了させられる。
現在発行されている運転免許証は、氏名、住所、顔写真といった個人情報が入力されたICチップを搭載している。
運転免許証のICチップを利用した本人確認では、「運転免許証のICチップの読み取り」と、「セルフィー撮影」で手続きが完了。運転免許証の写真撮影を利用した本人確認の手続きと比較し、本人確認書類の偽造、他人によるなりすまし申請、データの改ざんといった不正を防止できるという。
個人情報の入力や本人確認書類の撮影が不要になり、従来の運転免許証を利用した本人確認の手続きと比べて審査時間の短縮が可能。より簡単かつスピーディーに本人確認が完了し、ユーザーの利便性が向上するとしている。
なお、提出した本人確認情報は法律で定められた範囲内でのみ利用するという。
PayPayでは、銀行口座への出金や、ユーザー間で送金、受け取りできる残高となる「PayPayマネー」の利用時に、安全安心かつ快適な利用環境を構築すべく、オンラインで完結する本人確認を実施。2021年11月からは、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した本人確認の手続きにも対応している。
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