ソニーは4月14日、南カリフォルニア大学(USC)映画芸術学部と、映画教育の未来を共創するパートナーシップ契約を締結したと発表した。次世代の映像制作者やクリエイターを支援しながら、新しい映像表現や体験など未来のエンターテインメントの創造をサポートする。
USC映画芸術学部は、1929年に映画芸術科学アカデミーと共同で設立され、映画産業および芸術としてのエンターテインメントを推進してきた。演出、制作、執筆、映画とメディアの研究、アニメーションとデジタルアート、制作、インタラクティブメディアとゲームなどのコースを展開し、卒業生は1万7000人を超えるという。
今回のパートナーシップ締結により、USCの映画芸術学部のコースの中で、ソニーのデジタルシネマカメラ「VENICE2」に加え、「FX9」や「FX6」などのCinema Line(シネマライン)カメラ、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α」シリーズなどの製品を、撮影機材として使用する。
さらに、プロオーディオ、高性能な「Crystal LEDディスプレイ」、クラウドサービスなどの各種機器やサービスも利用可能となる。
USCでは、バーチャルプロダクションのカリキュラム設定を目的に、ソニーのCrystal LED Bシリーズを、2022年夏に新たに設置する予定。ソニーとUSCは協力し、2022年秋よりバーチャルプロダクションにおいて高いレベルの教育を学生に提供するとしている。
なお、ソニーは、本パートナーシップを通じて、次世代のクリエイターの教育支援を目的に、200万ドル(USD)を寄付。製品・設備の導入や設置のサポートを行うとともに、教育に関する協力も行う。
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