アマゾンジャパンは4月13日、「Ring」ブランドのドアベル、セキュリティカメラなどを、同日から「Amazon.co.jp」で予約販売すると発表した。
世界7カ国で展開するRingブランドの日本でのローンチとして、ドアベル「Ring Video Doorbell 4」、屋内外で使える充電式カメラ「Ring Stick Up Cam Battery」、屋内用カメラ「Ring Indoor Cam」、関連アクセサリーなどの新製品を販売する。
いずれも出荷開始日の4月20日から、ヤマダデンキのLABI1 LIFE SELECT 池袋、LABI1なんば、LABI1 LIFE SELECT 高崎でも取り扱う。そのほか一部の家電量販店でも取り扱う予定だという。
販売価格(税込)は、Ring Video Doorbell 4が2万3980円、Ring Stick Up Cam Batteryが1万1980円、Ring Indoor Camが6980円。
Ring Video Doorbell 4は、サイズが縦12.8cm×横6.2cm×厚さ2.8cmで、視野角水平160度、垂直84度のカメラを搭載したドアベル。IP55等級の防塵防沫に対応し、人の動きを検知するモーションセンサーや、モーションセンサー反応前の様子を最大4秒間、カラー映像で確認できる「カラーPre-Rollビデオプレビュー」などの機能を搭載する。
電源には着脱可能で約2カ月動作する、充電式の「クイックリリースバッテリーパック」を採用。別売りの専用アダプター「Ring Plug-In Adapter」を活用すれば、コンセントも利用できる。着脱式のフェイスプレートは標準のサテンニッケルのほか、数色を用意していく予定だ。
Ring Stick Up Cam Batteryは、サイズが縦6cm×横6cm×厚さ9.7cmで、対角130度のカメラを搭載した円柱型の充電式カメラ。IP55等級の防塵防沫に対応、マイナス20度~50度で動作するため、屋内外問わずに使えるという。電源はRing Video Doorbell 4と共有できるクイックリリースバッテリーパックを採用。電源アダプターでコンセントの利用も可能だ。
Ring Indoor Camは、サイズが縦4.5cm×横4.5cm×厚さ7.5cmで、対角140度のカメラを搭載した、小型の屋内用カメラ。コンパクトで邪魔にならず、自宅のさまざまな場所に置いたり天井に取り付けたりできるという。
なお、Ring Stick Up Cam Battery、Ring Indoor Camともに、モーションの検知にも対応する。
3製品いずれも、1080pのHDビデオ、ノイズキャンセリング機能付きのオーディオ、消灯時にも動作するIR LEDを搭載するとともに、音声サービス「Alexa」と互換性がある製品を認定する「Works With Alexa認証」を取得している。
Wi-Fiで接続すれば、Alexaと「Ringアプリ」をインストールしたスマートフォンや、「Echo」「Fire TV」といった対応端末から、遠隔でビデオの様子を確認したり、双方向で通話したりできる。
例えばRing Video Doorbell 4では、AlexaとRingアプリを連携させ、“モーションセンサーが反応した場合、リアルタイムで端末に通知する”といった設定が可能。
端末が画面付きであれば、“訪問者がドアベルを押した場合、端末でビデオの映像を確認して応答”などもできるため、モニター付きインターホンのように活用できるという。
3製品いずれも、1年間の端末保証のほか、日本での販売を記念する特典として「Ringプロテクトプラン」の無料体験版が付帯する。購入時期に関わらず2023年3月31日までの間、撮影した過去60日間の動画と過去7日間の静止画をクラウドに保存し、後から閲覧したり共有したりできる。
無料体験版終了後は、デバイス1台につき月額350円(税込)の「Basic」プラン、デバイス登録住所につき月額1180円(税込)の「Plus」プランを提供する。無料体験版から有料プランに自動で切り替わることはなく、別途の申し込みが必要だ。
対応するアクセサリーとして、RingデバイスのWi-Fi接続範囲を拡張できる、常夜灯内蔵のWi-Fi中継機「Chime Pro」や、日本のインターホン設置に使用されるビスピッチのサイズに合わせて製作した、利用中のインターホンをRing Video Doorbell 4に取り替えるためのパネル「Ring Intercom Doorbell Mount」などを用意する。また、それぞれの製品や、スマートディスプレイ「Echo Show 5」などとのセットも展開するという。
アマゾンジャパン Amazonデバイス 事業部長 Echo・スマートホーム デバイス事業部を務める橘宏至氏は、「インターホンがない家も多い米国と違い、ほとんどの家で(インターホンが)ある日本で、『セキュリティ』『安心、安全』『簡単』がどれだけ受け入れられるか。非常に楽しみ」と語った。
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