Squareは4月11日、iPadをPOSレジにできる次世代「Square スタンド」を発表した。スタンドにはカードリーダーが搭載され、レジカウンターをシンプルに保てるのが特長だ。
販売価格は2万9980円(税込)で、5月から「Square ショップ」で注文を受け付ける。
Square スタンドは、「Square POSレジ」で提供するソフトウェア機能とハードウェアを統合したもの。店頭での支払いやオンラインでの販売、デリバリーや店舗受け取り注文の受け付けのほか、在庫管理やレポート、出退勤記録などのスタッフ管理といった機能も搭載。販売者のビジネス全体を一台で管理できる。
対応機種は、10.2インチの第7~9世代(2019~2021年版)iPadと、第3世代(2019年版)の「iPad Air」、10.5インチの「iPad Pro」だ。決済は現金のほか、クレジットカードや交通系ICカードなどに対応する。
端末が回転するデザインは2019年に発売した第1世代と同様だが、カードリーダーはiPadを設置するディスプレイ側に搭載。販売者は決済画面を回転して購入者に向ければ、購入者は何にいくら払うのかを確認できる。また、リーダー部分に内蔵されたLEDライトが光り、カードをタッチまたは挿入する場所を分かりやすくすることで、決済フローを円滑にしたという。
Square ハードウェア プロダクトマーケティング責任者を務めるLaura Jones氏は、非接触決済とICチップの決済をディスプレイに直接搭載し、別途のカードリーダーを追加する必要がなくなった。レジカウンターをシンプルにできる」と特徴を説明した。
今回のSquare スタンドは、4月11日23時(日本時間)に、Squareが事業を展開する8カ国で同時発表された。Square 日本マーケティング責任者を務める掛谷悟史氏は、「最新のハードウェアを8カ国同時で発表したのは、2009年のSquareの設立以来初めて。グローバル展開を重要な経営戦略の1つと捉えるSquareの象徴的な製品と位置づけている」と語った。
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