欧州委員会(EC)は今後数週間以内に、Appleを反トラスト法(独占禁止法)違反で追加告発する可能性があるという。Reutersが米国時間4月11日に報じた。Spotifyの申し立てを受け、音楽の配信に関する調査が実施されるという。
EUは1年ほど前、Appleが「App Store」の制限的な規則によって、音楽配信市場で競争法に違反しているとの見解を示していた。
EUは当時、アプリ内決済を管理するためのAppleのポリシーをめぐって、Spotifyが2019年に行った申し立てに基づく懸念の概要を異議告知書の中で説明していた。Spotifyなどのサブスクリプションサービスを提供する企業に対し、アプリ内決済でAppleが30%(当時)の手数料を徴収することに関してSpotifyは申し立てを行い、「Apple Music」と競合するサービスを提供する企業の競争を阻害していると主張していた。
Reutersによると、ECは現在、異議告知書の補足説明書で追加告発しようとしている。これは通常、EUの競争当局が申し立ての一部を変更したり、新たな証拠が見つかったりした場合に発行されるものだ。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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