ソフトバンク、スポーツのフォームなど改善する「AIスマートコーチ」--筑波大学が監修

 ソフトバンクは3月31日、筑波大学と「日本の学校スポーツ改革」に関する連携協定を締結したと発表した。同日からソフトバンクが提供するスポーツ支援サービス「AIスマートコーチ」などを連携して提供する。

AIスマートコーチを発表するソフトバンクの榛葉氏
AIスマートコーチを発表するソフトバンクの榛葉氏

 AIスマートコーチは、学校スポーツ(部活動)やアマチュアアスリートに向けて開発したサービスで、「学ぶ」「比較する」「記録する」ことで、フォームのチェック、改善といったスポーツ技術の向上をサポートする。

 例えば、筑波大学が監修するお手本動画を閲覧可能。解説ボタンを設けており、重要な場面では意識するポイントを文章で確認できる。

動画を閲覧しながら重要なポイントを確認できる
動画を閲覧しながら重要なポイントを確認できる

 自分を動画で撮影すれば、お手本動画と上下に並べたり重ねたりしての再生、骨格推定AI技術を活用した比較などが可能。動画へはマーカー、気付きのメモなども書き込めるという。


 基礎となるプレーのスロー再生機能や、シーン別アドバイスなどで学べる練習メニュー、全種目に共通したフィジカルトレーニングの練習動画なども用意する。

 いずれも利用料金は無料。また、有料のオンラインレッスンサービス「スマートコーチ」と連携し、元アスリートや専門コーチのオンライン遠隔指導も受けられる。

300人のコーチが登録している「スマートコーチ」
300人のコーチが登録している「スマートコーチ」

 リリース時点では、種目は野球、バスケットボール、ダンス、サッカー、機種は「iPhone 8」以降、第8世代以降の「iPad」、第5世代以降の「iPad mini」、第3世代以降の「iPad Air」に対応する。対応する種目、iPhoneやiPad以外の機種は、随時追加を検討していく予定だ。


 3月31日には、ソフトバンク代表取締役 副社長執行役員 兼 COOの榛葉淳氏と、筑波大学で学長を務める永田恭介氏による連携協定式も実施。(1)スポーツDXを活用した学校スポーツの支援や、(2)スポーツを通じた学校・地域の発展および活性化、(3)行政との連携と情報発信の強化、などに関する協定を結んだ。

連携協定に署名した榛葉氏と永田氏
連携協定に署名した榛葉氏と永田氏

 署名にあたりソフトバンクの榛葉氏は、「学校スポーツには、色々な課題が包含している。先生方は放課後などの限られた時間、またこの(コロナ禍という)環境下で、自分の専門外のことなども生徒に教えていかなければいけない」と一例を挙げた。

 ソフトバンクのテクノロジーとスポーツ教育をリードする筑波大学 アスレチックデパートメントを連携し、プレイヤー、指導者、地域のコミュニティなどに貢献したいと説明した。

連携の目的
連携の目的

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