Appleは米国時間3月31日、「Apple Business Essentials」サービスの正式な提供を米国で開始したと発表した。従業員数500人以下の中小企業向けに、デバイス管理、「iCloud」ストレージ、24時間サポートを組み合わせて「iPhone」「iPad」「Mac」の管理を支援するもので、2021年にベータ版を提供開始していた。
この新サービスは、1ユーザーに1デバイスでストレージが50GBのプランが月額2.99ドル(約360円)、1ユーザーあたりデバイス最大3台でストレージが200GBのプランが月額6.99ドル(約850円)、1ユーザーあたりデバイス最大3台でストレージが2TBのプランが月額12.99ドル(約1600円)。これに「AppleCare+」のサポートと修理を付けるとそれぞれ月額9.99ドル(約1200円)、月額19.99ドル(約2400円)、月額24.99ドル(約3000円)となる。加入を検討したい企業に対し、2カ月間の無料体験も提供する。
「この新しいサービスの利用は、専用のITスタッフがいない企業も含めて、貴重な時間の節約につながり、顧客は浮いた時間を自社の業務に割り当てられる」と、Appleのエンタープライズおよび教育マーケティング担当バイスプレジデントを務めるSusan Prescott氏は発表の中で述べた。同社によると、通常は何時間にも及ぶデバイスの設定作業を、15分未満で終えられた顧客もいるという。
Appleは今後もこのサービスを拡大していく予定だ。企業は現在、「App Store」からユーザーがダウンロードするアプリのリストを作成している。2022年夏には、App Storeで配信されていないMacアプリも含められるようにするという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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