イオンリテール、従業員教育にVR--約360の全店舗で導入

 イオンリテールは3月31日、同社が運営する「イオン」「イオンスタイル」全店舗となる約360店舗で4月から、VRプラットフォーム「InstaVR(インスタブイアール)」を導入すると発表した。新人、既存の従業員教育に活用する。従業員教育のために全店舗でVRを導入する取り組みは、国内小売業で初めて。

 
 

 イオンリテールは、InstaVRが提供する高速VR化システム「100倍速VR化」を活用し、1000以上のオリジナル学習コンテンツをInstaVRと共同で制作。レジ業務や接客などの利用者対応、売場づくり、防災や防犯といった多様な業務に対応する企画からシナリオ作成、撮影に至るまでのすべての工程を共同で取り組み、実務に即した効果的なVRによるOJT教育を実現しているという。

 2020年12月から一部店舗で実施した、レジ操作や接客基本応対といった入社教育をVRで行う実証実験では、対象となった約5000人の従業員の約9割が「作業手順の理解が深まる」「楽しく学べる」と回答したという。場所の制約や教育担当者の数にとらわれず、これまでのEラーニング動画では対応しきれなかった実務トレーニングが可能となり、従業員の教育機会拡大と習得レベルの標準化につながったとしている。

 そのほか、VRを入社時の導入教育プログラムに組み込むことで、1人での学習が可能となったという。入社日時に関わらず随時個別に導入学習可能となり、指導者の業務時間を1店舗、1カ月当たり平均約40時間削減したという。今後は配属後の教育もVR化し、さらなる業務の効率化を進めるとしている。

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