ユニコードコンソーシアムは米国時間3月28日、今後は新しい旗の絵文字の提案を受け付けないと発表した。既存の旗の絵文字は広く利用されてはおらず、新しい旗の追加は「他を犠牲にした排他性を生み出す」という。同団体は「Emoji 16.0」に対する提案を4月4日から7月31日まで受け付ける。
旗の絵文字は、合計約3600種類の絵文字のうちの200種類以上を占めており、絵文字の最も大きなカテゴリーであるにもかかわらず、使用率は群を抜いて最も少ない。ユニコードコンソーシアムは、使われることのない新しい旗絵文字を追加する意味はほとんどないと考えている。また、地理的に認識された地域は5000を超えており、ある地域の旗を追加して別の地域の旗を追加しないと、特別扱いとも捉えられる可能性があるとしている。
ユニコード絵文字小委員会は、毎年符号化される新しい絵文字の数を最小限にとどめるよう努めており、新しい絵文字の追加を判断する際には、使用頻度と「他の選択肢とのトレードオフ」を考慮する必要がある。
国家が独立して国連とISO 3166-1の国名コード標準で承認された場合のみ、新しい旗の絵文字を追加するという。その場合は自動的に導入が推奨されるため、提案プロセスを経る必要はない。ただし、国連による国家承認の変更は頻繁に生じるものではないため、そのようなケースは少ないとみられる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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