大正製薬は3月29日、駅構内のドラッグストア周辺にIoT化したOTC(Over The Counter)販売機を設置し、一般用医薬品を販売する実証を5月下旬から開始すると発表した。
実証の開始にあたり、IoT自動販売システムの企画、開発、運用を事業とし、全国に約3100台の高機能IoT自販機を展開するブイシンクと事業協業契約を締結したという。
実証では、5月下旬から3カ月、JR新宿駅 南改札内「ドラッグストアEki RESQ 新宿南口店」付近にOTC販売機を設置する。
販売時間は、Eki RESQ 新宿南口店の営業時間内。購入には、店舗にいる薬剤師や登録販売者による商品内容の確認を受け、販売許可を得る必要がある。また、決済は交通系ICカードのみに対応する。
実証で利用するOTC販売機では、同社製品のうち第2類医薬品、第3類医薬品、医薬部外品を取り扱う。具体的には、風邪薬の「パブロン」シリーズ、解熱鎮痛薬の「ナロン」シリーズ、鼻炎治療薬の「クラリチン」など。約30品目の中から症状に応じた一般用医薬品が購入できるとしている。
大正製薬は一般用医薬品のリーディングカンパニーとして、薬局やドラッグストアと協力し、これまで一般用医薬品を購入することができなかった場所、時間でも購入できる方法の実現を目指すとしている。
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