SpaceXが有人宇宙船「Crew Dragon」の製造を終了したと、Reutersが米国時間3月28日に報じた。Crew Dragonは国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を運び、帰還させる宇宙船だ。同社幹部はReutersに対し、製造済みの4機を再利用していくと述べたという。
Crew Dragonは、ISSに人員を運んだ初の民間宇宙船であり、最大7人が搭乗できる。Reutersによると、2020年以来5人の宇宙飛行士を宇宙に運んでいる。
SpaceXは、今後のためにCrew Dragonの部品製造は続ける計画だが、今後は同社ロケット「Starship」の初の軌道飛行試験に注力する。SpaceXのCEOであるElon Musk氏が先ごろ発表したところによると、この飛行試験は5月の実施を目標としているが、それにはまず、規制当局の米連邦航空局(FAA)から複数の許可を得なければならない。
SpaceXのロケットとしては最大のStarshipは、米航空宇宙局(NASA)が宇宙飛行士を月まで送り、帰還させるために使われる予定だ。またMusk氏は、Starshipが2020年代の終わりまでに火星に人を送り込む宇宙船となることを期待している。Starshipはこれまで高高度飛行に数回成功しているが、宇宙空間にはまだ到達していない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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