Amazon創業者のJeff Bezos氏と離婚したMacKenzie Scott氏は、自身の財産の大半を寄付するという誓約を着実に実行に移している。億万長者の慈善家である同氏は米国時間3月23日、2021年6月以降に米国内外の465の慈善団体に計39億ドル(約4700億円)近くを寄付したことを明らかにした。
対象となった慈善団体の中には、4億3600万ドル(約530億円)を受け取ったハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルや、2億7500万ドル(約330億円)を受け取った全米家族計画連盟(PPFA)など、多額の寄付金を得たところもある。ハビタット・フォー・ヒューマニティはこの寄付金を「大きな転機をもたらすもの」と表現し、PPFAは1人の人物からの寄付金としては同団体の史上最高額だったことを公表している。
Excited to share this list of remarkable organizations. https://t.co/qRGRlAqVxb
— MacKenzie Scott (@mackenziescott) March 23, 2022
Mediumに投稿した記事の中で、Scott氏は機会と公平性を生み出すことで、これまで社会的な立場が弱かった少数派の人々を重視する意向を示した。「1つの集団への支援が、あらゆる人々の支援につながることは少なくない」と同氏は述べた。
このほか、ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ、マララ基金、The Literacy Lab、Youth Villagesなど、さまざまな団体がScott氏から寄付金を受け取った。今回の一連の寄付は、2021年6月に完了した前回の大規模な寄付に続くものだ。Scott氏は前回、合わせて27億4000万ドル(当時のレートで約3000億円)を寄付し、教育、芸術、公衆衛生などの分野で草の根的な活動を続けている286の団体の活動を支援した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス