Netflixのパスワードを友人と共有しているとしたら、それができる日はもう残りわずかかもしれない。Netflixは米国時間3月16日、同居していないのに同じアカウントを共有するユーザーを取り締まるための新しいプログラムを発表した。
Netflixに簡単にログインできる状態が、「Netflixを共有できる場合とその方法について、いくらか誤解を与えている」と、Netflixの製品イノベーション担当ディレクターを務めるChengyi Long氏は、発表の中で述べた。「その結果、異なる世帯間でアカウントが共有されており、会員のために素晴らしい新規テレビ番組や映画に投資する力に影響している」(同氏)
Long氏によると、同社は、会員が別世帯の人と「少し多く料金がかかるが簡単かつ安全に」アカウントを共有することのできるプログラムに取り組んでいるという。
この機能を今後数週間かけて、コスタリカ、チリ、ペルーでテストする予定だ。
Netflixのスタンダードプランとプレミアムプランの加入者は、「Extra Member」サブアカウントを最大2人分、同居していない人のために追加できるようになる。料金は、コスタリカで2.99ドル(約360円)、チリでは2380ペソ(約350円)、ペルーでは7.9ソル(約250円)。
各サブアカウントに、それぞれプロフィールとパスワードを設定できる。
2021年にNetflixの会員数は、前年比ほぼ10%増の2億2180万人にまで増加した。加入者数は第4四半期だけで830万人増加したが、目標としていた850万人にはわずかに届かなかった。
Netflixは1月、米国で料金を改定し、ベーシックプランを月額8.99ドルから9.99ドル(約1070円から1190円)、スタンダードプランを13.99ドルから15.49ドル(約1660円から1840円)、プレミアムプランを17.99ドルから19.99ドル(約2140円から2370円)に値上げした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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