Intelは、Mobileyeが新規株式公開(IPO)に向け、米証券取引委員会(SEC)にフォームS-1登録届出書の草案を非公開で提出したことを明らかにした。
Intelは2017年、イスラエルに本拠を置くMobileyeを153億ドルで買収した。Mobileyeを自社の自動運転技術部門に統合しようとしていた。MobileyeがIntelに持ち込んださまざまな技術や特許は、カメラベースのシステムでレーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロールといった自動運転機能を支援することを想定している。さらにMobileyeは、LiDARや他の開発中の技術を利用した完全自動運転システムの展開も目指している。
Mobileyeは、自動運転車の目標達成に向けて前進する一方、複数の大手自動車メーカーと契約している。VolkswagenやFord Motorも、車両にMobileyeの最新技術を採用している。
Intelは2021年12月、Mobileyeを上場させる計画を明らかにした。
Intelはプレスリリースで、IPOが実施される次期などを明らかにしていない。SECによる審査プロセスを完了後、市場の状況などに応じて実施する見通しとしている。
Intelによると、売り出し株式数や公開価格は未定だ。上場後もIntelはMobileyeの株式の過半数を保持すると複数の報道機関に明らかにしている。12月には、このIPOでMobileyeの評価額は500億ドル(約5兆8000億円)になる可能性があると報じられていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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