Meta Platformsは米国時間3月1日、ロシアの国営メディアがFacebookページとInstagramアカウントから投稿したコンテンツの表示順位を世界で引き下げると発表した。
こうしたコンテンツを見つけにくくするほか、ロシア国営メディアへのリンクを含むFacebook投稿についても表示順位を引き下げるという。さらに今後数日のうちに、ロシア国営メディアへのリンクを含む投稿にラベルを適用し、投稿を共有しようとするユーザーにより多くの情報を提供していくとしている。
Metaはさらに、Instagramでも同様の措置を講じる計画だ。表示順位を引き下げる今回の措置については詳しく説明していないが、今後はロシア国営メディアのコンテンツが「おすすめ」としてユーザーに表示されることもなくなるという。同社はアルゴリズムを使い、ユーザーにとってより関連性が高いと思われるコンテンツをフィードの上位に表示させている。
ロシアがウクライナに侵攻した2月24日以降、Metaはウクライナを含む各国政府から、ロシア国営メディアが拡散するプロパガンダや虚偽の主張を取り締まるよう求める圧力の高まりに直面してきた。その一方で、誤情報の拡散をめぐる懸念と表現の自由のバランスを取るよう努めていると同社は述べている。
英国の元副首相で、現在はMetaの国際問題担当プレジデントであるNick Clegg氏はオンラインでの記者会見で、ウクライナのVolodymyr Zelenskyy大統領などの政治家を含め、人々は危機の際にソーシャルメディアにアクセスして抗議の声を上げ、世界中で起こっていることをリアルタイムで共有していると指摘した。同氏によると、欧州で約10%、世界全体で約4%の人がFacebook上でウクライナに友達がいるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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